2012年02月27日

相続-二世帯住宅の危険性

二世帯住宅でよくあるのが、親名義の土地に子供が家を建てたり、土地・建物を親子で共有に
しているケースです。この共有の状態で相続が発生すると、トラブル発生の可能性が非常に高
くなってきます。例えば二世帯住宅を親と共有の名義にしていた場合、親が亡くなるとその持
ち分は相続財産となります。兄弟がいる場合には一緒に住んでいない兄弟もその二世帯住宅に
ついての権利を持つということです。相続財産については、話し合い(遺産分割協議)によっ
て分割を行うことになりますが、もし他に目ぼしい財産がない場合や、兄弟の仲が悪いなどで
話し合いがまとまらない場合には、最悪マイホームを売却して遺産分割を行わなければならな
いという事態も考えられます。また、遺産分割協議泥沼化してそのまま兄弟の共有にしておい
た場合に、万が一その兄弟が亡くなると、さらに相続人が広がって(その兄弟の奥さんや子供
が相続人となる)収拾がつかなくなってしまう危険性があります。同居を条件に、親が資金提
供をして2世帯住宅を建てるケースはよく見られます。しかし他に相続人がいる場合には、相
続となった場合にどうするかということをしっかり考えておくことが必要になります。
では具体的にはどういった準備の方法があるでしょうか?まず考えられるのは遺言を活用する
方法です。遺言で二世帯住宅の権利については、現在住んでいる者に相続させる旨指定をして
おき、他の相続人にはその他財産を配分する。兄弟の仲が悪いなどの場合は特に遺留分を考慮
した配分をすることでトラブルを防ぐことができます。また、他に目ぼしい財産がないような
場合には、例えば生命保険などを利用して、住宅を相続しない相続人に対して、不公平感のな
い遺産配分が行えるように準備をしておくのもトラブル防止に効果的な方法です。

posted by 札幌の行政書士・FP 村上よしまさのブログ! at 17:54| Comment(0) | 遺言・相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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