2012年04月14日

成年後見人の仕事

後見人の仕事とはどういうものなのか・・・・
家庭裁判所の成年後見のパンフレットなどには

認知症、知的障害、精神障害などによって物事を
判断する能力が十分でない方について、その本人の
権利を守る援助者(成年後見人等)を選ぶことで
本人を法律的に支援する制度

と説明されています。
この法律的な支援とは「財産管理」と「身上監護」
に分けられます。

財産管理の具体例としては
・実印、印鑑登録カード、不動産の権利証、通帳、有価証券など
 重要な証書等の保管および各種の手続き
・年金、賃料その他収入の受領や管理
・日常生活での金銭管理
・住居用不動産の維持・管理
・本人に必要な衣類や生活用具の購入
・その他財産の維持・管理・処分

身上監護の具体例としては
・医療に関する事項
    病院等の受診、医療・入退院等に関する契約、費用の支払い

・住居確保についての事項 
    ・本人の住居の確保に関する契約・費用支払い
    ・本人の住居を決定するための情報収集並びに本人の意思確認
    ・本人の住居の維持、快適な生活環境保持のための状況把握

・施設の入退所、処遇の監視、異議申し立て等に関する事項
    ・福祉施設等の入退所・通所に関する契約・費用支払い
    ・福祉施設等を決定するための情報収集並びに本人の意思確認
    ・福祉施設等への定期的訪問による処遇に対する監視・監督行為
    ・福祉施設等を利用する本人の意思・苦情の聴取

・介護生活維持に関する事項
    ・介護、保険、福祉サービスに関連して必要な申請、契約、費用
     支払い
    ・本人を取り巻く支援関係者とのカンファレンスや状況確認、連絡、調整
    ・本人の心身状態、生活状況、社会参加に対する希望の把握ならびに
     意思確認
    ・身上監護業務遂行上不可欠な親族等との連絡調整

・教育、リハビリ等に関する事項
    ・教育、リハビリ、就労、余暇活動、文化的活動等の社会参加に関する
     契約、費用支払い

・その他契約の履行に関する追跡調査

そのほか、相続手続き、手続き上の異議申立、裁判手続等があります。

よく、被後見人の身体介護を後見人がすると思われていますが、
身体介護等の事実行為(食事や排せつの介助、清掃、送迎、付き添い)
は後見人の仕事ではないのです。
このような事実行為が必要な場合は、後見人がヘルパーさん等を
手配して行ってもらう形になります。

posted by 札幌の行政書士・FP 村上よしまさのブログ! at 15:20| Comment(0) | 後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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