2012年03月19日

遺留分と減殺請求権

遺留分とは被相続人の配偶者や子など、遺族の最低限の
生活保障の為に認められた権利で、相続財産の
一定の部分を取り戻すことのできる権利です。

その割合は、配偶者と子の場合は全財産の
1/2、父母・祖父母など直系尊属だけの場合
は全財産の1/3を遺留分として相続する権利を
持っています。

相続人が複数いる場合には、それぞれの法定相続分
の1/2となります。また兄弟姉妹に遺留分
はありません。

この遺留分を考慮しないで遺言を作成すると
相続の際にトラブルとなる可能性があります。

遺留分を侵害された場合には、遺留分減殺請求を
行うことで、財産を取り戻すことができます。
遺留分減殺請求権は相続開始を知ってから
1年以内に行使しなければ時効となります。

請求の手続きは裁判所に訴える必要はなく、
内容証明郵便等で受遺者(遺留分を侵害して
相続財産を受け取った者)に意思表示を
するだけで足ります。

posted by 札幌の行政書士・FP 村上よしまさのブログ! at 11:29| Comment(0) | 遺言・相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月17日

自筆証書遺言の訂正方法

自筆証書遺言の一部を訂正・変更する場合には、
厳格な規定にしたがって行わなければなりません。
これは、他人による改ざん・変造の防止、遺言者
本人による訂正であることを証明するためです。

@ 原文の訂正・変更箇所に印をつける。
   
  加入の場合は加入の印∧を、削除・訂正
  の場合は二重線で消す。

A 訂正個所に正しい文言を記入する。
   
  縦書きの場合は横に、横書きの場合は上に

B 変更箇所に押印する。
   
  遺言書に署名・押印した印鑑を用いる

C 訂正個所の欄外に「本行○文字削除」
 「本行○文字加入」というように付記する
   
  又は遺言書の文末に「○行目○文字削除」
  「○行目○○とあるのを△△と訂正した」
  というように付記する。

D 付記した箇所に、遺言者本人が署名する。


以上の様式に沿っていないと、訂正は無効になります。

重要な変更がある場合は、書き直しをした方が安全です。
posted by 札幌の行政書士・FP 村上よしまさのブログ! at 07:54| Comment(0) | 遺言・相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

遺言作成のタイミング

先日、あるお客様から遺言作成の

ご相談を受けていました。自宅の

がお父さん名義の土地に建っており、

もし相続となった場合に、どうなるのか

といった内容です。


実は、相続人同士の関係に若干問題

があったことから、お父さんに遺言を

作ってもらって、遺産の分割について

あらかじめきちんと決めておいてもらう

と言うことになったのですが、

そのお父さんが遺言を作る前に急に亡くなって

しまったのです。


本当に突然のことでした。

結局、遺産の分割については、相続人同士の

話し合いということになりましたが、

やはりかなり揉めてしまったようです。


私も遺言や相続の勉強会・相談会などを

行った際に、遺言が必要と思われる方には

作成をお勧めします。

しかし、どうしても遺言の必要性を

身近に感じることができないという方が

多く、なかなか作成をされるかたは少ない

のが現状です。


今回のケースのように、相続は本当に

いつ起こるかわかりません。そして起こって

からでは、できることが非常に限られてしまいます。


遺言は言ってみれば、インフルエンザの予防接種の

ようなものです。

インフルエンザにかならないよう(相続トラブルに

ならないよう)、もしかかっても軽い症状で済むように

予防接種は行います。


少しでも心配だな・・・と思っているなら

早めの遺言作成をお勧めします。
posted by 札幌の行政書士・FP 村上よしまさのブログ! at 15:56| Comment(0) | 遺言・相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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